3.お見合い世代には結婚相談所
父に先立たれてから、いつも静かに孫の世話だけをしてきた母。
そんな母に、再び春が訪れました。
出会いは、結婚相談所の婚活。
男のお客がくるとそそくさと隠れてしまうような母が
まさか結婚相談所で婚活していたなんて、最初はショックでした。
でも、私たち子供に迷惑をかけないで老後を楽しく過ごすための道を
母なりに真剣に考えた結果だったようです。
でも、戦後すぐの生まれの彼女のこと。
異性に自分から話しかけるなんて柄じゃありませんし、
実際、女子高上がりで父ともお見合い婚だったくらいだから、
男の人と話すことができなかったらしいです。
でも、もう一度結婚にチャレンジして、元気な姿を私たちに見せたい、
そう考えたとき、母は「結婚相談所で婚活」という選択肢を選んだのでした。
母が訪れた相談所主催の熟年層パーティーに訪れていた男の人に話しかけられ、
読書の趣味が合ったことをきっかけに話が膨らんだそうです。
来月はいよいよ結婚式。
亡き父も、常々「未亡人のままでなんかいるなよ」と言っていましたから
母の結婚は、父の遺言でもあったのかな~なんて思ってしまいました。
いい年をして結婚相談所の婚活なんて…と思っていた自分が
なんだかとてもカッコ悪いような気がしました。
それに、母の時代では見合いが当たり前。
普通に恋愛するほうがみっともなかったみたい。
そう考えると、結婚相談所って、
現代のお見合いセッティング所みたいなもので
古い気質の母にも受け入れられたのかもしれません。